2007年11月21日水曜日

序文

「今の生き方に役に立つヒントが歴史の中に埋もれてしまっているのではないか。歴史が教えてくれるものを活用しなければこの世に生まれてきた甲斐がないじゃないかとさえ思える。過去にあった歴史は今の生活の中に息づいてこそ意味がある。歴史を過去の夢幻の世界と思ってしまったら生身の人間から隔絶された世界でしかなくなってしまう。」

「この現実の世界に呼び戻して活用することが歴史を学ぶ意義。歴史に脈打つものを感じながらこの世の煩悩と対峙してその解決方法を模索。死生観や思想・哲学が成し得る学問的な可能性。」

以上のような思念を契機として現実に役立つ歴史について考えることにした。